女性は離職するケースが多いのが男性との違いであり、収入にこだわりがある人は男性と同じ考え方で仕事を選ばない方が賢いといえる。男性の場合には同じ職場で働き続けるケースが多いため、就職の際に生涯年収や全年齢での平均年収を考えて職場を選ぶと、想像していたような形で収入が得られるだろう。
しかし、女性の場合には、退職してそれからずっと働かないという人もいれば、再就職するときには別の職場を選ぶ人もいるのが現状だ。退職してしまう場合には、それまでの期間の給料の高さが重要になる。そして、再就職の場合には勤続年数が途切れることになるため、離職前と離職後の給料を別々に考えたうえで、合計して高くなるようにする必要が生じる。離職をする前提で将来計画を立てようというときには、看護師になることを考えてみるといい。
看護師は就職した当初から他の職業に比べると給料の水準が高く、数年間働いたら退職してしまうケースでも十分に稼ぐことができる。看護師には昇進の機会があまりないため、勤続年数が長くなっても大幅な昇給を受けられないことが多いが、この点は離職してしまうケースでは大きな問題にはならない。
一方、再就職の場合にも常勤か非常勤かにかかわらず、職場で働き始めてから間もなく給料の水準が上がるので速やかに稼げるようになる。このような形で離職をすることを計画している女性にとって、高い水準の給料を手に入れ続けやすいのが看護師の魅力なのである。